西海岸を深く知るステイ
ルート54の海岸線を北上し、宮浦エリアに入って間もなく左手に、白く塗られた木造の一軒家が見えてくる。
特に目印も看板もないチルアウトは、もともと空き家だったところを、オーナーの西俊次さんが「心地よい時間を過ごせる場所にしたい」と、ゼロから手作りで改装を重ねたゲストハウスだ。
アイランドキッチンのある広々としたリビングには、仲間や家族が自然と集まり、大きな二段ベッドが繋がった8人ベッドは、まるで秘密基地のようで子ども心をくすぐる。
泊まった日の翌朝、歩いて1分の浜辺を散歩していると、地元に住むご家族から、チルアウトにお泊りですか?とお声を掛けて頂いた。聞くと昨夜はお互いBBQを楽しんでいたようで、どんな食材が美味しかったかなど、立ち話をして笑いあった。夏の終わりにふと、いい思い出ができたなと思わせる、そんな体験がここにはある。





