
この場所は僕らの子どもの頃の遊び場でした。
ルート54号を北上して今津橋を抜けると、左手に木造のシックな佇まいのカフェが現れる。ドアを開けると、ジュークボックスから懐かしいフォークソングやオールディーズが鳴っていて、テラスからは広大な干潟の絶景を望む。
隣接したガレージには昭和のオールドバイクがズラリと並び、週末になると多くのライダー達で賑わう、ここタイムレスの店主・木下清登さんは、生まれも育ちも福岡西海岸・今津の出身。「この場所は僕らの子どもの頃の遊び場でした。あれから時が過ぎてこの店を建てて、今は大人の遊び場になった感じです」と微笑む。
提供されるコーヒーは香り高く、懐かしい味わいのナポリタンも評判だ。店内に鎮座する大型蓄音機は1927年製の銘品で、お客さんがレコードを持ち込めば、素晴らしい音色を奏でてくれる。



