
西海岸生まれの食の精神
1970年代、まだ日本人の食の安全に対する意識が高くなく、多くのスーパーで養殖ものが天然と表記されたり、化学の力で大量生産された食材が並んでいた時代。「本物の食」の掲げた小さなオーガニックストア・マキイが福岡にオープンし、その活動と成功は全国へ広がった。いま日本の自然食品バイヤーの第一人者として知られる創業者・牧井忠さんは、ここ福岡西海岸・北崎に生まれ、その食に対する価値観を育んだ畑は、今も「マキイ農園」として継承され、川嶋俊彦さんのチームによって日々、安心・安全な食材がマキイ店頭へ届けられている。
「農薬や化学肥料を使わないのはもちろんですが、堆肥も動物由来のもの(畜糞)を使わず、落ち葉や米糠や籾殻を手間暇かけて発酵分解させた、植物由来の堆肥を使用しています。育てているのは、お米はアサヒという日本の古い品種のもので、あと、もち米や雑穀米、野菜はナス、大根、かぶ、春菊、人参にじゃがいも、万願寺、空心菜、ツルムラサキや落花生など様々です。種の入手も、基本的に自家採取です。そうすることによって将来、この北崎の土地により合う作物に育てていくことが狙いです」






マキイ農園
マキイ山荘通り店(→地図)
TEL:092-522-7000
Instagram:makii_farm