あふれる秘密基地感にワクワクが止まらない。
Googleマップで差された場所を見て、「これは何かのバグじゃないか」と思ってしまうほど驚くような位置に、唐泊ヴィレッジは確かに存在していた。
民家も道路も途絶えた糸島半島の北端、トゥクトゥクに揺られて細い急坂を上って下って、見えてきたのは広大な芝生と数々のテントたち。あふれるヒミツ基地感にワクワクが止まらない。潮風が心地よく頬を撫で、ふと見上げた空の広さに感動してしまう。
歩いて30秒のところにあるプライベートビーチの美しさは折り紙付きで、かつては福岡の富裕層たちが “船でしか行けない絶景の砂浜” としてヨットやボートで訪れていたほど。このキャンプ場を手掛けたのは、日本各地で個性的なアウトドア施設を展開するヴィレッジインク。福岡唯一となるこのキャンピング施設は、都会の喧騒を離れ、自然と一体となる贅沢な時間を提供したいという想いから生まれた。


サウナとBARでゆらりと整う
施設内にはサウナテントもあり、海で泳いだ身体をサウナで温めてまた海へ戻る、そんな贅沢なリトリートも楽しめる。夕暮れからBBQを存分に楽しんでいると、月が登った時間には施設内のバーがオープンし、星を眺めながら一杯楽しむこともできる。
「秘境といえば、たいてい街から何時間もかかるもの。でもここは市街地の天神から車でわずか40分。こんな身近な秘境は日本中探しても無いですよ」とスタッフの伊達さんが話すとおり、ここはまさに奇跡のキャンプ場と言っても過言ではないだろう。
手軽な日帰りプランもあり、当日が悪天候の場合はキャンセル無料というシステムも良い。また大人数でのパーティーやイベントのための貸し切りプランもあり、最大200人が宿泊できる。


